サファイアは、昔から多くの人々の支持を受け続けている人気の宝石の1つです。
買取市場でも根強い人気があるため、もしサファイアをお手持ちであればその特徴や買取相場等を確認しておくことをおすすめします。
この記事では、サファイアの特徴や歴史、買取相場や実際の買取事例などを紹介します。
高額買取ジュエリー「サファイア」ってどんな宝石?
ここでは、高級ジュエリーであるサファイアの特徴や歴史について解説します。
サファイアの特徴
サファイアは「コランダム」という酸化鉱物の一種であり、クロムを含んだ赤みが強いものをルビー、それ以外をサファイアと呼んでいます。
光を当てた時のスター効果が特徴的であり、正面から光を当てると6方向に反射して美しい星の形を作り出します。
サファイアには加熱処理されたアイテムも多く、中でもパパラチアカラーと呼ばれるピンクがかったオレンジを人工的に付けているサファイアは有名です。
パパラチアカラーは天然のサファイアとの見分けがつきづらいと言われており、天然ものに決して引けを取らない美しい輝きを放っています。
サファイアの歴史
サファイアの歴史は長く、ギリシャ神話にも登場しています。
サファイアを最初に身につけた人物は、ゼウスと敵対していたプロメテウスであったとも言われているのです。
古代ペルシア人はサファイアを「地球を支える台座のかけら」だと捉えており、その反射によって空が青くなると考えていました。
また、インドではサファイアを水に浸すと秘薬になってサソリやヘビのかみ傷に効くと信じられていたこともあります。
これらのエピソードから、サファイアという宝石に対し、昔の人々がどこか神秘的なイメージを持っていたことが分かるでしょう。
サファイアの買取相場
古くから世界中の人々に親しまれてきたサファイアですが、実際の価値はどれほどのものなのでしょうか。
ここでは、サファイアの価値や買取相場について解説します。
サファイアの相場
サファイアの相場は、産地によって異なります。
例えばマダガスカル産のサファイア(加熱)は、1.0カラットでDクラスの場合150円、Sクラスの場合は1万5,000円程度で取引されています。
そして20カラットならDクラスで1万5,000円程度、Sクラスで225万円程度です。
一方でビルマ産のサファイア(加熱)は比較的高価で取引されており、1.0カラットでDクラスの場合で400円、Sクラスの場合4万円程度で取引されています。
20カラットになるとDクラスでも4万円、Sクラスであれば600万円もの高額取引が期待できるでしょう。
サファイアの価格を決める要素
サファイアの価値を決める要素は、以下の通りです。
・色
サファイアには様々な色があり、色が均一で強いほど価値が高くなります。
・クラリティ
ブルーサファイアには通常いくつかの内包物があることが多いのですが、極度に高いクラリティを持つブルーサファイアは希少性が高いため、高額取引されています。
・カラット
ほとんどのブルーサファイアが5カラット未満ですが、大きなブルーサファイアは大きなルビーよりも希少性が高く、高額買取が期待できます。
サファイアの買取事例
サファイアがあしらわれたジュエリーアイテムは実際に高額買取されることも多く、人気が高い宝石の1つだと言えます。
例えば、有名なジュエリーブランドである「ヴァンクリーフ&アーペル」のサファイアダイヤリングは、250万円もの高額買取がされた実績がありました。
また、7カラットのサファイア・プラチナダイヤリングには、100万円の買取価格が付けられています。
その他にも買取市場には多くのサファイアアイテムが流通しており、一定以上の需要があることが分かります。
サファイアは高額買取の可能性も大!
サファイアは「コランダム」という酸化鉱物の一種であり、美しい輝きは古くより人々の心をつかんで離しません
高額買取されるサファイアのアイテムも多々あり、もしサファイアをお手持ちであればお気軽に一度査定のご相談をいただけたら幸いです。