エルメスが販売しているバッグのライン「バーキン」。
ブランドのアイコン的存在であるバーキンは、常に高値で取引されています。
正規店でもなかなか購入が難しく、その価値の高さから、資産運用目的で購入される方もいらっしゃるほどです。
もちろん、買取店でも積極的に買取されています。
今回は、バーキンの価値が高い理由やそのなかでもとくに人気のモデルについてまとめました。
バーキンについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
バーキンの価値が高い理由
バーキンは、買取店でも常に高値で取り扱いされています。
それはバーキンが買取市場において、価値が高いアイテムだからです。
なぜ、バーキンの価値は高いのか、その理由を解説します。
1点1点職人による手作り
バーキンは工場などによる大量生産していません。
1点1点が職人による手作業で作られているのが特徴です。
大量生産をせず職人の手作りにこだわっているため、流通量が少なく、正規店でもほとんど入荷しないからです。
エルメスで長年伝承されてきた技術とその入荷数の少なさが、バーキンの価値を高めています。
限られた人しか買えない
バーキンを正規店で購入するのは、一見の客だと難しいです。
バーキンを購入するためには、エルメス店舗の顧客や買い物回数が多い客じゃないと紹介されないと言われています。
入荷は半年に1回のタイミングと言われており、入荷したとしてもVIP顧客へ優先的に案内されるので店頭に並ぶことはほとんどありません。
限られた層しか購入できない入手の困難さも、バーキンの価値が高い理由の一つです。
供給が需要に追いついていない
バーキンは職人の手作業で作られており、生産数が多くありません。
購入できる層も限定されているため、常に供給が需要に追いついていない状況です。
エルメス正規店にて定価購入したくてもできないため、多少値上がりしていても買いたい方、中古でもいいから買いたい方が増え続けています。
トレンドに流されない
通常、ブランドのアイテムは為替相場や季節的な影響が買取価格に反映されます。
バーキンは、このコロナ禍にあっても相場が変わりませんでした。
常に供給が下回っているので、販売価格が下がることなく、相場が高水準をキープしています。
世間の情勢に流されない価格相場も、バーキンの価値が高い理由です。
高く売れるバーキン
人気の高いバーキンですが、そのなかでもとくに人気の高いモデルがあります。
需要の高いモデルは、中古市場の価値も高いです。
買取店で高く売れるバーキンはどのようなモデルなのか、人気モデルの特徴をまとめました。
サイズ
女性からは、25~30cmサイズの商品が人気です。
25cmサイズはパーティーバッグほどのサイズで、30cmは日常的に使いやすいサイズ感となります。
これ以上大きいサイズだとA4サイズが入る35cmも人気がありますが、収納力が高まるぶん重量も増すため、軽い25~30cmが一番人気が高いです。
男性の場合は、女性にはやや大きい40cmサイズがバランス良く持てるため人気があります。
日本では大きめサイズよりも、小さめの持ち運びしやすいサイズ感が人気だと覚えておきましょう。
素材
バーキンには、ワニ革やオーストリッチ、リザードなどさまざまな素材が用いられています。
上記で挙げた素材は高級素材のため、買取店でも高値になりやすいです。
また、トゴやエプソンといった定番素材のモデルも人気があります。
定番素材のモデルは、素材自体の価値が高級素材より低くても、求めている方が多いため高価買取になりやすいのが特徴です。
色
色は使い勝手のいいカラーがとくに人気があります。
ブラック、ゴールド、エトゥープなどのベーシックカラーの需要が高いです。
また、バーキンは本体のカラーと金具のカラーの組み合わせによって、買取相場も変動します。
金具は、シルバーよりも女性らしい華やかな印象になるゴールド金具のほうが人気が高く、相場も高い傾向です。
バーキンを購入する際の注意点
バーキンを購入する際、以下の点に注意するようにしてください。
- シリアルナンバーで管理されている
- 正規店以外で買うと定価より高い
- 高値になりにくいバーキンもある
シリアルナンバーで管理されている
エルメスのバーキンは、シリアルナンバーで管理されています。
シリアルナンバーによって商品の流通経路を追えてしまうため、注意しましょう。
気をつけたいのが、転売目的の購入と思われることです。
正規店で購入したバーキンを、そのまま買取査定に出したとして、数十万円のプラスになるでしょう。
しかし、転売目的と判断されると、今後正規店での購入が難しくなってしまう恐れがあります。
正規店以外で買うと定価より高い
バーキンは正規店でも入荷数が少なく、なかなか購入することができません。
なかには「正規店で買えないなら中古でもいい」と思う方もいらっしゃいますが、正規店以外での購入は、お店が自由に販売価格を設定しています。
モデルによっては、中古だけど定価以上の価格じゃないと購入できないこともあるので、「中古なら安いだろう」という判断は危険です。
逆に言えば、それだけバーキンは買取店での需要が高いということになります。
不要になったバーキンがある場合は、ぜひ買取店への売却をご検討ください。
高値になりにくいバーキンもある
バーキンは全体的に高価買取されているアイテムです。
しかし、なかには他モデルに比べて買取価格が高くなりにくいモデルもあります。
定番的なものや使いやすいデザインのほうが人気が高いため、カスタマイズが個性的なものは需要がさほど高くありません。
ギリーズ、バーキンクラブといったモデルは人気が低いので、他のバーキンに比べると買取価格がやや下がる印象です。
今後バーキンの価値はどうなる?
高品質にこだわったアイテムの数々は、将来的にはさらに買取価格が上がっていくと予想されています。
これはバーキンの需要の高まりや為替相場の状況、そして入手が困難な素材などを用いていることも大きいです。
定番のオーストリッチの場合、需要の高まりから2000年頃は50万円程度の相場だったのが、2020年現在は200万円まで相場が上がっています。
アリゲーターやクロコダイルなどの素材は、将来的に入手が困難になると予想されている素材です。
素材の入手が難しくなるにつれて、これらの高級素材のモデルもさらに値上がりするでしょう。
資産運用目的で購入される方もいるバーキン。今後も、価値はどんどん高まっていくことが予想されます。
今後もバーキンに注目が集まる
今回は、エルメスが誇る人気バッグ「バーキン」についてご紹介しました。
何度も繰り返しますが、バーキンは正規店でも購入が難しいほど入荷数が少なく、その理由は1点1点を職人が丁寧に手作業で仕上げているから。
需要に反して供給が追いついておらず、中古でも定価以上で取り扱いされているモデルが多くあります。
素材の入手状況も影響などから、今後もバーキンの価値は高まっていくでしょう。