ブランド品の偽物だとわかっていても「売りたい」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、コピー品はたとえ質が良くても絶対に売ってはいけません。理由は、法律違反として警察に逮捕される可能性があるからです。
今回は「偽物ブランドがなぜ売れないのか？」を解説するだけでなく「手持ちのアイテムが偽物かもしれない」ときの対処法についてもお伝えしていきます。
ブランド品の売買に興味がある方はぜひ参考にしてくださいね。
偽物のブランドは売れない
まず大前提として偽物のブランド品は、たとえスーパーコピーのように質が高くても売れないと心得ておきましょう。
「偽物のブランド品を売る」という行為は「商標権侵害」の法律違反になり、10年以下の懲役、1,000万円以下の罰金支払いが命じられるケースもあります。
ネット上にはブランドのコピー商品が発売されている通販サイトもありますが、軽い気持ちで「自分も偽物ブランドを売りたい」と思うことは大変危険と言えるでしょう。
買取店で断られる
そもそも偽物のブランド品は買取店に持ち込んでも、査定士から「コピー品かもしれない」と判断された場合は、取引してもらえません。
素人にはわからない程本物そっくりのスーパーコピーn級品であったとしても、プロの目はごまかせません。わずかなロゴのずれや、金具の状態から本物かどうかを判断されています。
ただし、買取店側からはっきりと偽物だと告げらることはなく「買取基準に達していない」と伝えられるケースがほとんどです。
個人間取引もNG
買取店で取引してもらえない偽物のブランド品を、ヤフーオークションやメルカリなどで売りたいと考える方もいます。実際に出品している人が一定数いるのも事実ですが、当然個人間取引も違法行為にあたるので絶対にしてはいけません。
なかには「偽物だと伝えていて、相手も納得して購入しているなら良いのでは？」と思われる人もいますが、前の項目でもお伝えした通り「偽物を売る=違法」なので、買い手があらかじめ偽物だとわかっているかどうかは関係ありません。
買取店で断られても偽物と限らない
買取店で取引を断られる理由は「コピー品だから」という理由だけではありません。
- 定価がそもそも低い
- 手作りゆえの個体差がある
- 盗難品の疑いがある
それぞれの理由について、あらかじめ頭に入れておきましょう。
定価がそもそも低い
世界的に有名な一流ブランドの場合、本物であればボロボロの商品であっても値がつくケースが多いです。
具体的なブランド名を挙げると、シャネルやヴィトン、エルメスなど。しかし、もともとの価格がこれらよりも安めに設定されているブランドの場合は、たとえ本物のアイテムだったとしても、買取ってもらえない可能性があります。
しかし、買取基準は買取店によっても異なるため、一店舗と取引できなかったとしても、別の買取店に査定を依頼してみましょう。
手作りゆえの個体差がある
たとえ本物のブランド品であっても、不備がある場合は偽物であると疑われやすかったり買取後に売りにくいとの理由から買取ってもらえないケースがあります。
具体的には、ブランドロゴの位置がずれているなどです。
いくら高級ブランド品であっても、ひとうひとつ手作りで作られているアイテムは、まれに不具合が生じている可能性もあります。購入したときは気づかず、買取に出したときにプロの査定士さんから教えてもらうケースもまれにあると言えるでしょう。
買取店によっては、不具合のある商品は買取ってもらえないこともあります。
盗難品の疑いがある
買取店に持ち込んでも、盗難品の疑いがあると判断された場合は取引してもらえません。
実際、ブランド品をぱっと見ただけでは、それが盗難品かどうか見分けることは不可能です。
しかし、盗難品の特徴のひとつとしてシリアルナンバーの読み取りができないように加工されてる点が挙げられます。
そのため、シリアルナンバーが薄いブランド品は買取ってもらえないケースもあります。
自分では盗難していなくても、中古の商品をさらに売る場合はあり得る話です。
持っているブランド品が偽物だと思ったら
使っているブランド品が偽物だとわかっているなら、買取店に出してはいけません。
トラブルを避けるためにも、自身で使い切って処分してしまいましょう。
繰り返しになりますが、素人にわからないからといって、メルカリやヤフーオークションなどで販売するのも禁止です。ブランド品のコピーを売る行為は法律違反だと心得ておいてくださいね。
ただし、偽物かどうかはっきりとした確信がないときは、無料で査定をしてくれる買取店に相談する方法もおすすめです。
偽物に注意しよう
ブランド品の偽物は想像以上に多数出回っています。多くはネット通販サイトを売買されているので、気軽に手に入るように思えますが、実はリスクが高いため関わらない方が安全です。
また、偽物を販売する行為は法律違反にあたります。買取店への依頼だけでなく、メルカリなどのフリーマーケットで販売するのもいけません。
もし、手持ちのブランド品が本物かどうかわからない場合は、買取店に事情を伝えて査定をお願いしてみましょう。
