「スーパーコピー」って何?特徴や危険性を徹底解説

ブランド品を購入しようとサイトをチェックしていて、「スーパーコピー」という表記を目にしたことがありませんか。

コピーという言葉が入っているように本物ではないので、購入する際には注意が必要です。

今回は、スーパーコピーの特徴や注目されている理由や違法性を詳しく解説します。

よくある質問もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

スーパーコピーって何?

最近耳にすることが増えたスーパーコピーとは、一体どのようなものなのでしょうか。

以下でご紹介する3つの特徴で、スーパーコピーとは何かを理解していきましょう。

  • 作りの良い「偽物」
  • 本来の価格の10分の1で売っている
  • 正規の品ではない

作りの良い「偽物」

スーパーコピーは、偽物の一種で、スーパーという名前が付いているように偽物よりも質の良いコピー商品です。

通常のコピー商品よりも素材や技術にこだわっているために、一見すると本物と区別がつかない程の作りになっています。

スーパーコピーの中にも等級があり、本物と遜色ないN級品、N級品に劣るものの素人で見極めが難しいS級品、そして粗悪なA級品と3段階に分かれます。

本来の価格の10分の1で売っている

スーパーコピーは、本物と区別がつかないほど精巧につくられているものもあり、素人目には一見本物に見えます。

価格は安く、本来の価格の10分の1ほどで売られているのが特徴です。

購入者にとってはメリットですが、スーパーコピーを制作されたブランドにとっては利益の減少につながります。

正規の品ではない

スーパーコピーは見た目こそ本物に似ていますが、正規の品ではありません。

スーパーコピーを製造する業者が存在し、ブランドが製造した正規の品とは別に流通してしまっています。

スーパーコピーが注目されているワケ

スーパーコピーは、従来の偽物よりも質が良いはいっても偽物であることには変わりありません。

では、偽物にも関わらず注目を集めているのはなぜなのでしょうか。

2つの理由を詳しくチェックしていきましょう。

  • 安く買える
  • 新品である

安く買える

スーパーコピーは、本物の価格の10分の1ほどで販売されていることが多く、安く買えるのが注目されている理由です。

ブランド品はデザインや質が高く、ステータスになる反面、価格は高くなっています。

ブランド品に手が届かない方にとっては、限りなく本物に似せたスーパーコピーを購入するのも選択肢になっているのです。

新品である

ブランド品が欲しいといっても、中古品ではなく新品で買いたいという方が多いでしょう。スーパーコピーは、新品が安く販売されているので、きれいな状態のものを手に入れることができます。

本物よりも素材や技術は劣るので、耐久性は低いものの、新品のアイテムを持てるのはブランド品好きにとっては嬉しいポイントでしょう。

スーパーコピーは犯罪ではない?

スーパーコピーは、本物に限りなく似たブランド品を安く新品で購入できるものですが、あくまで偽物であり、違法性は気になるところです。

スーパーコピーはそもそも犯罪ではないのか、3つのポイントで解説していきます。

  • 個人用に買う分には「違法ではない」
  • 買取に出したりすると犯罪になる
  • そもそも買うだけで犯罪の片棒を担ぐことになる

個人用に買う分には「違法ではない」

スーパーコピーに関する法律には、商標法と関税法の2つがあります。

スーパーコピーの取り扱いによっては違法になりますが、個人的に使う分には違法ではなく、罰則もありません。

スーパーコピーということを理解して、本物の代わりに利用することはできます。

買取に出したりすると犯罪になる

個人利用は違法ではありませんが、スーパーコピーによって利益を得ようとする行為は犯罪です。

スーパーコピーを安く購入して買取に出す、フリマアプリやネットオークションで出品するといった行為は絶対にしてはいけません。

また、関税法によって、海外でスーパーコピーなどの偽物を購入し日本に持ち帰った場合も違法となります。

そもそも買うだけで犯罪の片棒を担ぐことになる

「個人的に利用するだけだからスーパーコピーを購入しよう」と考えている方も多いのではないしょうか。

直接の罰則はないとはいっても、スーパーコピーを購入することは犯罪に加担していることになります。

なぜなら、スーパーコピーは偽物であり、ブランドに許可をとらず製造・販売していること自体が違法だからです。

犯罪の片棒を担いでいるだけでなく、本来売れるはずのブランド品が売れず、経営の悪化によって大好きなブランドがなくなる可能性もゼロではありません。

スーパーコピーについてよくある質問

スーパーコピーについてよくある質問を6つピックアップしました。

よくある質問をチェックして、スーパーコピーについてより詳しく理解しましょう。

  • Q1.商品が届かないけど、届いた人はいるの?
  • Q2.「スーパーコピー優良サイト」って書いてあれば安心?
  • Q3.商品が届かなかった場合、返金してくれるの?
  • Q4.関税から連絡が来たけど、どうすればいいの?
  • Q5.違法なのにどうして業者は捕まらないの?
  • Q6.スーパーコピーと正規品はどうしたら見分けられる?

Q1.商品が届かないけど、届いた人はいるの?

スーパーコピーを販売しているサイトを利用した方の中には、購入したものの届いていない人も多いようです。

届いた人も少なからずいると思われますが、悪質なサイトの場合届かない可能性が高いでしょう。

Q2.「スーパーコピー優良サイト」って書いてあれば安心?

スーパーコピー優良サイトという、安全にスーパーコピーを購入できることを謳っているサイトです。

優良とされているものの、日本語がおかしい、複数のURLで同じサイトがある、会社概要が本当に正しいかわからないなど、怪しいポイントが多くあります。

商品が届かない、粗悪品が届くといったトラブルが起こる可能性があるので注意が必要です。

Q3.商品が届かなかった場合、返金してくれるの?

商品が届かないなどトラブルが起きた際は、一般的なサイトであれば対応を受けられる場合があります。

ただ、スーパーコピーについては運営者が悪質なことが多く、返金してくれる可能性は限りなく低いでしょう。

Q4.関税から連絡が来たけど、どうすればいいの?

関税法では、商標権を侵害する偽物は輸入してはいけないと定められており、懲役または罰金が課されます。

サイトでスーパーコピーを購入した場合、税関から認定手続開始通知書などの連絡が来る場合があります。

もし連絡が来た場合は、受取拒否にするまたは弁護士などに相談するなどしましょう。

無駄な手続きが発生したり、最悪の場合に罪になったりするので、スーパーコピーは買わないのが賢明です。

Q5.違法なのにどうして業者は捕まらないの?

スーパーコピーは違法ですが、海外の業者がサイトの運営やアイテムの販売を行っていることがほとんどです。

商品が届かない、粗悪品が届いたといったトラブルが起きているにも関わらず捕まらないのは、海外の業者を日本の法律では裁けないことが関係しています。

違法な店舗やサイトが身近に存在する可能性もあるので、自分の目でしっかり見極める必要があります。

Q6.スーパーコピーと正規品はどうしたら見分けられる?

スーパーコピーは正規品と限りなく似ているので、素人で見極めることは難しいです。

ブランドによって特徴的な違いがある場合もありますが、どれも細かい違いとなっています。

鑑定の知識がない場合には、確実にスーパーコピーと言い切るのは難しいので、ネットで判断基準を調べるもしくは鑑定に出すのがオススメです。

スーパーコピーは危険です

スーパーコピーは作りの良い偽物であり、安く新品で購入できることで注目されています。

ただ、個人利用では違法ではないものの、利益を得ようとした場合や海外から持ち出そうとした場合には犯罪となります。

購入すること自体も違法な商売に加担していることになるので注意が必要です。

よくある質問もしっかりとチェックして、スーパーコピーの危険性を理解しておきましょう。

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