グッチ製品を安く購入したものの、もしかしたら偽物かもしれない…とお悩みなら、こちらで偽物グッチのチェックポイントを確認してください。
人気ブランドグッチの偽物は市場に数多く出回っており、最近は質の良い偽物すらあるのが現実です。
また、古いモデルのグッチは真贋判定が難しく、知識経験の豊富な熟練したプロでないと見分けがつかない場合もあります。
本記事では、グッチの偽物チェックポイント、また偽物を買わないためにはどうすればいいのかについて解説しています。
グッチの偽物を見極めるポイント
まず始めに、グッチの偽物を見極めるポイントについて見ていきます。本物か偽物かを疑ったときは、以下の6つのポイントをチェックしてみてください。
- ロゴの「U」の部分
- 型番の字体
- コントロールカードの数字
- 金具部分の刻印
- 原産国タグの色
- キャンバス生地のモデルの縫製
ロゴの「U」の部分
グッチのロゴ「GUCCI」の「U」の部分をよく見ると、右側がやや細くなっているのがわかります。
こちらはルーペなどで拡大して見ないとわからない部分ですが、左右で太さが非対称になるようにデザインされています。一方で偽物のグッチのロゴは、Uの太さが均一になっているものが多いでしょう。
ただし左右非対称にデザインされているものが本物であるとも限らないため、この部分だけで偽物かどうかを判断するのは危険です。このあとの他のポイントとあわせてチェックすることをおすすめします。
型番の字体
ロゴに続いて、グッチのアイテムに入っているシリアル番号など、型番の字体にも注目してください。よく見ると、数字の始まりや終わり部分が丸みを帯びていたり、跳ねているのがわかるでしょう。
- 「2」「3」「5」など曲線のある数字は、書き始めや終わりが丸くなっています
- 「1」「4」「7」など直線のある数字は、書き始めや終わりが跳ねています
偽物グッチにはこれらの特徴がみられず、フォントが違う場合もあります。ただし80年代以前に発売された『オールドグッチ』の場合は、使用されているフォントが今と違うため、この限りではありません。
コントロールカードの数字
グッチを購入すると、モデルによっては「コントロールカード」と呼ばれる数字の書かれたカードが付いてくる場合があります。
こちらの特徴は、数字の「0」の右下に小さく切り込みが入っていることです。この切り込みが確認できれば本物、なければ偽物と考えてよいでしょう。
ただしレアケースですが、偽物のバッグと本物のコントロールカードの組み合わせで売られている可能性もありますので、このポイントだけで偽物と判断しないようご注意ください。
金具部分の刻印
金具部分の刻印は、ルーペなどで拡大してみないとわからないポイントですが、本物と偽物の差が出やすいポイントでもあります。
本物のグッチの刻印は、打刻もきれいで刻印のなかの部分まで処理がきちんとおこなわれています。
一方で偽物のグッチの刻印は、打刻が二度おこなわれていたり、刻印のなかの処理も甘いために粗く、ザラついて見えるでしょう。
このザラ付きはレーザーによって刻印されているためと思われますが、知識がないと見極めるのが難しいポイントです。
原産国タグの色
続いて、グッチのアイテムに付けられている原産国のタグの色にも注目です。この原産国のタグが白ではなく、他の色のタグが使われている場合は注意が必要です。
特に偽物のコピー品グッチによく使われているのは、黒色のタグです。また正規品のグッチのタグがきれいに縫製されて仕上がっていることに対し、偽物は縫製の仕方が雑だったり、字体が潰れている場合があります。
本物のグッチに字体の潰れや粗悪な縫製が見られることはまずないので、上記のような特徴が見られる場合は偽物である可能性が高いでしょう。
キャンバス生地のモデルの縫製
キャンバス生地のモデルの縫製も、目を凝らしてよく見ないと見分けがつかない特徴ですが、大事なチェックポイントかもしれません。
本物グッチのキャンバス素材のアイテムは、縦糸6本と横糸1本で構成されています。この縦糸が5本しかないなど、6本以外で構成されている場合は、偽物を疑ってよいでしょう。
こちらも金属部分の刻印と同じく、糸の色によっては肉眼で判断しづらいポイントなので、ルーペなどで拡大して縫製を確認してください。
【注意】ポイントに当てはまらないグッチもある
偽物のグッチを見分けるための6つのチェックポイントを紹介しましたが、新しいモデルと古いモデルでは仕様が変わっている場合もあります。
上記のポイントは主に現行品のグッチに見られるものですが、上記ポイントに当てはまらない場合でも本物の可能性もあるので、真贋判断には注意が必要です。
特に80年代以前に発売されたオールドグッチなど古いモデルの場合、上記のポイントとは違う以下の2点に注意してください。
- 型番やシリアルが打ち込みではなくプリントされおり、フォントも現行のものと異なる
- グッチのロゴ、GUCCIの「U」が左右非対称になっていない
グッチの偽物を買わないために気をつけたいこと
人気ブランドやアイテムであるほど、偽物のコピー品が出回っている可能性が高くなります。グッチの偽物を買わないために気をつけたい、以下の3点についてこちらで見ていきます。
- 怪しいサイトで買わない
- フリマサイトに要注意
- できるだけ正規のお店で買う
怪しいサイトで買わない
インターネットでグッチの製品を購入する際、価格が異様に安かったり、日本語が不自然、また「スーパーコピー」などと書かれている怪しいサイトには注意しましょう。
悪質な詐欺サイトになると、正規のECサイトのデザインをそっくり真似しているものや、実在する企業の名前や連絡先を表示している場合もあります。
詐欺サイトかどうか見極めるためには、URLが「.top」「.xyz」「.bid」など、見慣れないドメインで終わっているサイトでの購入は避けてください。
またクレジットカードや代引き払いが選べず、支払いが銀行振込一択になっている場合も、信用できるサイトではないかもしれません。
フリマサイトに要注意
フリマサイトは個人でのやりとりになるため、本物と偽ってグッチの偽物を売りつけようとする悪意のある人が紛れている可能性もあります。
フリマサイトでブランド品を購入する際には、出品者・出店者の「名称」「住所」「電話番号など連絡先」が記載されているか確認してください。「特定商取引法」において、上記の情報表示は義務付けられています。
また、記載されている住所が実在するか、検索して確かめることも大切です。実際に電話してみるのもよいでしょう。
そしてフリマサイトでは偽物撲滅のための取り組みもしているので、どのような取り組みがされているかチェックすることもおすすめします。
できるだけ正規のお店で買う
本物のグッチを確実に手に入れるなら、やはりグッチ直営店やデパートなどの正規代理店での購入をおすすめします。
正規のお店は定価販売となるため、グッチ製品を安く手に入れることはできませんが、それにも代えがたいメリットが得られるという点は大きいでしょう。
正規店で購入するメリットとは、なんといってもアフターサービスです。上質なブランド品なら、正規店でのメンテナンスを受けながら長く使うことができます。
これは長い目で見れば、粗悪なものを安く購入するより、ずっとお得であると言えるのではないでしょうか。
偽物かわからない時は買取店へ
こちらの記事では、購入したグッチが偽物なのかどうかを判断するために知っておきたい、グッチ製品の偽物チェックポイントについて解説しました。
また偽物を買わないためにはどうすればいいのかについてもまとめて紹介しましたが、参考になりましたか。
こちらで紹介したチェックポイントは、コピー品の偽物の多くに見られる特徴ですが、記事中でも触れた通り、この限りではない場合もあります。
もし手元のグッチが偽物かどうかわからない場合は、迷わずに買取店へ無料査定を依頼し、プロの査定士に見てもらいましょう。